はじめに
こんにちは、京都オステオパシーセンター2Fの大村颯太です。今回は、赤ちゃんの脳性麻痺(CP)をできるだけ早く、正確に見つけるための研究をご紹介します。早期に適切なサポートが始まれば、お子さんの発達の可能性は大きく広がります。この記事では、どのような方法で高い精度での予測が可能になったのか、その内容を分かりやすくお伝えします。
なぜ早期発見が大切なのか?
脳性麻痺は、脳の発達が何らかの理由で妨げられることで、体の動きや姿勢に影響が出る状態です。この研究は、オーストラリアの11の病院で、生まれた時からリスクの高い453人の赤ちゃんを対象に行われました。大切なのは、診断を待つのではなく、できるだけ早く「リスクが高い」と分かることです。早く分かれば、それだけ早く発達をサポートするための働きかけを始めることができます。
3つのシンプルな検査で「高危険群」を判定
研究では、次の3つの検査のうち、2つ以上で異常が見られた赤ちゃんを「脳性麻痺の高危険群」と分類しました。1つ目は、生まれてすぐの脳の画像検査です。2つ目は、生後3〜4ヶ月頃の赤ちゃんの「全身の動き」を評価する方法です。3つ目は、生後数ヶ月の赤ちゃんの反応や動きをチェックする神経学的検査です。これらを組み合わせることで、単独の検査よりもはるかに正確な判断が可能になりました。
驚異の高精度!早期発見が現実に
この「高危険群」という分類は、その後2歳までに脳性麻痺と診断されるかを、91%の感度(見逃しが少ない)と90%の特異度(間違いが少ない)で予測することに成功しました。全体の正確さも90%という高い数字でした。つまり、10人中9人の精度で、将来を予測できる方法が見つかったのです。また、この方法でリスクが高いと分かった赤ちゃんのCP診断は、平均で生後10.8ヶ月と、従来よりも早期に行える可能性を示しています。
おわりに
この研究は、早期に赤ちゃんの状態を評価し、必要なサポートへとつなげる道筋を、科学的に示した画期的なものです。オステオパシーも、身体の自然な発達と治癒力を信じ、そのプロセスをサポートすることを目指しています。薬や手術だけに頼らず、一人ひとりの発達段階に寄り添ったケアの重要性を、改めて感じさせる研究結果でした。
参考リンク
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40877021/
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ブログを書いたスタッフ
大村 颯太
〜薬に頼りすぎない人生を共に創る〜 理論に固執しすぎず、結果にこだわる柔軟な施術家を目指しています。 ・理学療法士 ・健康科学修士 ・JEFPA認定足育アドバイザー ・発達ケア・アドバイザー ~Let's create a life together that doesn't rely too much on medication~ I aim to be a flexible therapist who focuses on results and doesn't get too hung up on theory. ・Physiotherapist ・Master of Health Science ・JEFPA certified foot care advisor ・developmental care advisor
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