10km歩くと親指が痛い60代女性|外反母趾になる前に見直したい歩き方と姿勢
大村 颯太

10km歩くと親指が痛い60代女性|外反母趾になる前に見直したい歩き方と姿勢

旅行先で長く歩いた際に足の親指に痛みを感じ、外反母趾や手術の必要性を心配される方は少なくありません。

京都・中京区の京都オステオパシーセンター2Fでは、足圧測定や歩行分析を通じて、親指への負担が生まれる根本的な原因を詳しく評価します。

理学療法士・健康科学修士・発達ケア・アドバイザーの大村颯太が、姿勢や体重移動の癖に着目し、ご自宅で実践できるセルフケアまで含めた歩き方の改善をサポートしています。

本記事では、10km歩くと親指が痛くなる60代女性の症例をもとに、その原因と予防法を具体的にご紹介します。

📑 目次

長く歩くと親指が痛い原因と対策|京都・中京区のオステオパシー

京都オステオパシーセンター2F 大村颯太

10km歩くと右足の親指が痛くなる方へ

「普段はそこまで気にならないけれど、旅行で長く歩くと親指が痛くなる」

こういうご相談は、実際の臨床でも少なくありません。今回来られたのは、海外から旅行中の60代女性でした。10kmほど歩くと右足の親指が痛くなり、「このまま外反母趾のように変形していくのか」「手術が必要な状態なのか」という不安を持っておられました。

当日の状態を見る限り、すぐに手術を考える段階ではなさそうでした。ただ、痛みが出ている以上、今の歩き方や足の使い方を確認し、変形が進みにくい状態をつくっていくことは大切だと考えました。

もし以下にひとつでも当てはまる方は、この記事をぜひ最後まで読んでみてください。

親指の変形は強くなくても、足圧とアーチに負担が出ていました

まず、足裏測定装置「フットルック」を使って足圧を確認しました。

すると、痛みが出ている右足に体重が多くかかっていることがわかりました。右足のアーチも下がりやすい状態でした。一方で、親指の変形そのものは、当日の検査ではまだ正常範囲内に見えました。

ここが今回の大切なポイントです。

親指が大きく変形しているから痛い、というよりも、長く歩く中で右足に負担が集まり、アーチが下がり、親指まわりにストレスがかかっている可能性がありました。

外反母趾や親指の痛みというと、どうしても親指だけに目が向きやすいです。もちろん足指の状態は大切です。ただ、歩くときの体重のかかり方や、アーチの落ち方まで確認しないと、本当の負担のかかり方は見えてこないことがあります。

今回のように、まだ変形が強くない段階では、「今のうちに歩き方を整える」という視点がとても大切になります。

反り腰とつま先の外向きが、親指への負担につながっていました

次に、立った姿勢と歩き方を確認しました。

この方は反り腰の傾向が強くありました。反り腰になると、骨盤や股関節の使い方が変わり、足のアーチが下がりやすくなることがあります。

歩くときには、つま先が少し外側を向きやすい状態でした。つま先が外を向いたまま歩くと、足裏のアーチがつぶれやすくなり、親指側に負担がかかりやすくなります。

さらに、足踏みをしてもらうと、膝と足首の向きにねじれが出ていました。いわゆるニーイン・トゥーアウトのような状態です。膝は内側に入りやすいのに、足先は外を向いてしまう。これが歩くたびに繰り返されると、親指まわりに小さな負担が積み重なります。

1歩だけなら大きな問題にならないかもしれません。でも、10km歩くとなると話は変わります。何千歩、何万歩と同じ癖が繰り返されるため、旅行の後半や長距離歩行のあとに痛みが出やすくなることがあります。

ご自宅でできる親指の痛み予防セルフケア|足首と体幹から歩き方を整える

今回の方は旅行中だったため、継続して通うことが難しい状況でした。そこで、施術で大きく変えるというよりも、ご自宅や旅行中でも確認しやすい歩き方と体幹の使い方を中心にお伝えしました。

まず確認したのは、足をまっすぐ出せているかどうかです。足首と膝がきちんと正中を向いているか。つま先だけ外に逃げていないか。骨の位置を一緒に確認しながら、細かく見ていきました。

確認していくと、親指や足首まわりの筋肉に硬さがあり、足首がうまく曲がりにくい状態もありました。そこで、足首まわりを少しリリースしてみると、足踏みのときの足の向きやねじれが少なくなりました。この反応があったため、ご自宅でもできる足首のストレッチをお伝えしました。

体幹については、反り腰を強めないことを意識しました。腰を反らせて頑張る運動ではなく、少し体を丸めながらお腹を使うようなエクササイズです。仰向けでのゆりかご運動や、プランクの姿勢で股関節を曲げる運動などを、無理のない範囲で行っていただきました。

歩き方では、足を正中に出すことに加えて、体重をほんの少しだけ外側に逃がす感覚をお伝えしました。大きく外側に乗るのではなく、感覚としては5mmくらいです。

歩き方を変えようとすると、多くの方は大きく変えようとして不自然になります。でも実際には、ほんの少し足の向きや体重の位置が変わるだけで、親指にかかる負担が変わることがあります。以下はご本人の感想です。

「Google翻訳:今日、京都オステオパシーセンターを訪れ、大村颯太先生の診察を受けました。足の痛みに悩んでいましたが、先生の的確な施術のおかげで、帰る頃には痛みが全くなくなっていました。先生は非常に丁寧で、プロフェッショナルな対応でした。」

同じような悩みを抱えている方は、ぜひお試しください。ただ、ご自身で続けることに不安がある場合は、無理に続けず専門家にご相談ください。背景に別の問題が隠れていることもあり、適切な評価のうえで方針を組み直したほうが回復が早いケースもあります。

2週間ほど続けても変化が乏しい場合や、痛み・しびれが強くなる場合は、無理に続けず一度ご相談ください。LINEでお気軽にご相談いただけます。

親指の痛みや外反母趾が気になる方は京都・中京区のオステオパシーへ

今回の方は、親指の変形そのものはまだ強くありませんでした。一方で、右足への荷重の偏り、アーチの低下、反り腰、つま先が外を向く歩き方、膝と足首のねじれが見られました。

親指の痛みや外反母趾が気になると、テーピング、インソール、靴、手術などをまず考える方も多いと思います。もちろん、それらが必要なケースもあります。

ただ、まだ変形が強くない段階では、歩き方や姿勢、体重のかけ方を見直すことで、負担を減らせる可能性があります。

京都オステオパシーセンター2Fでは、足だけでなく、姿勢や歩行、体幹や股関節の使い方まで含めて確認しています。理学療法士・健康科学修士・発達ケア・アドバイザーの大村颯太が、体全体のつながりを見ながら、自然に使いやすい歩き方を一緒に探していきます。

「まだ痛みは強くないけれど、将来変形しそうで不安」

そう感じている方こそ、早めに歩き方から確認してみてもよいと思います。

京都オステオパシーセンター2F 大村颯太

参考文献

Nix, S. E., Vicenzino, B. T., Collins, N. J., & Smith, M. D. (2010). Characteristics of foot structure and footwear associated with hallux valgus: A systematic review. Osteoarthritis and Cartilage, 18(12), 1469–1474. https://doi.org/10.1016/j.joca.2010.09.007

Menz, H. B., Roddy, E., Thomas, E., & Croft, P. R. (2011). Impact of hallux valgus severity on general and foot-specific health-related quality of life. Arthritis Care & Research, 63(3), 396–404. https://doi.org/10.1002/acr.20396

よくあるご質問

Q. 長く歩くと足の親指が痛むのですが、外反母趾の前兆でしょうか?

A. 外反母趾は親指の変形が進行した状態ですが、変形がまだ強くない段階でも、足圧の偏りやアーチの低下によって親指に痛みが出ることがあります。京都オステオパシーセンター2Fでは、足裏測定で荷重バランスを確認し、痛みの原因を見極める検査を行っています。

Q. 親指の痛みに対して、手術以外の選択肢はありますか?

A. はい。変形が進行していない場合は、歩き方や姿勢、体幹の使い方を整えることで、親指への負担を軽減できる可能性があります。当院では、反り腰やつま先の向きなど、歩行全体の癖を評価し、ご自宅でできるセルフケアもご提案しています。

Q. どのような施術を行うのですか?

A. 足圧測定による評価に加え、足首や股関節まわりの筋肉の緊張を確認し、必要に応じてリリースを行います。手術やインソールに頼る前に、身体の使い方を根本から見直すサポートを、理学療法士・健康科学修士の大村颯太が責任を持って行います。

Q. 予約はどのようにすれば良いですか?

A. ご予約はLINEが最もスムーズです。公式LINEアカウントからお気軽にご連絡ください。次に、当院ウェブサイトの予約フォームもご利用いただけます。お電話でのご予約も受け付けておりますので、お困りの際はお問い合わせください。

Q. 自宅でできる予防法はありますか?

A. 足首のストレッチや、反り腰を強めない体幹のエクササイズが効果的です。歩く際は、つま先が外を向きすぎないよう意識し、体重が親指側に過度にかからないようにすることが大切です。具体的な方法は施術内で丁寧にご説明いたします。

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執筆:大村颯太

理学療法士/健康科学修士/発達ケア・アドバイザー

ブログを書いたスタッフ

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大村 颯太

〜薬に頼りすぎない人生を共に創る〜 理論に固執しすぎず、結果にこだわる柔軟な施術家を目指しています。 ・理学療法士 ・健康科学修士 ・発達ケア・アドバイザー ~Let's create a life together that doesn't rely too much on medication~ I aim to be a flexible therapist who focuses on results and doesn't get too hung up on theory. ・Physiotherapist ・Master of Health Science ・developmental care advisor

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