進む?進まない?変形性股関節症の段階と、暮らしの中でできること
大村 颯太

進む?進まない?変形性股関節症の段階と、暮らしの中でできること

京都・中京区にある京都オステオパシーセンター2Fは、理学療法士歴10年の経験を活かし、オステオパシーによる根本改善を提供しています。

症状の原因を全身から探るオステオパシー治療で、慢性的な痛みや不調に悩む方をサポートします。

当院は一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドの施術を重視し、再発防止にも取り組んでいます。

はじめに

変形性股関節症と診断されたとき、痛みそのものよりも「この先どうなっていくのか」という不安のほうが大きい、という方は少なくありません。当院にも、レントゲンで進行と言われて、これからの暮らしが心配でご相談に来られる方がよくいらっしゃいます。ただ、変形性股関節症は「画像で言われた状態のまま、必ず一直線に悪化していく」というものではありません。この記事では、一般的にどんな段階をたどるのか、進み方にどれくらい個人差があるのか、そして暮らしの中でできることを、できるだけやさしく整理してみます。

第一章:変形性股関節症はどんな段階をたどるのか

変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減り、関節の周囲の骨や組織が少しずつ変化していくことで、痛みや動かしにくさが出てくる状態です。経過はおおまかに、動き出しのときに時々痛む初期、長く歩いたあとや階段の昇り降りでつらくなる中期、そして安静にしていても痛んだり夜間に目が覚めたりする時期、というように進んでいくことが多いとされます。とはいえ、ここで強調しておきたいのは、症状の強さとレントゲンの所見が必ずしも一致しないという点です。画像上の変化はそれほどでもないのに痛みが強い方もいれば、画像はかなり進んでいるのに日常はうまく付き合えている方もいます。だからこそ、画像の数字だけで一喜一憂しすぎないことが、まず大切になります。

第二章:「画像イコールそのまま悪化」ではない — 進み方の個人差

進み方には、はっきりとした個人差があります。股関節OAの進行に関わる因子を調べた系統的レビューでは、合併症があると臨床的な症状が進みやすいこと、そしてレントゲンでの進行度(Kellgren-Lawrenceグレード)が高いこと、大腿骨頭の位置のずれ、軟骨下の骨が硬くなる所見などが、将来的に人工股関節置換術が必要になることと強く関連すると報告されています(Teirlinck et al., 2019)。一方で、この同じレビューでは、性別や鎮痛薬の使用、内外旋の可動域制限などは進行とは関連しないとされ、多くの因子についてはエビデンスがまだ限定的だとも整理されています。つまり、いくつかの目安はあるものの、「この人は必ずこう進む」と断定できるものではない、というのが現状です。進行が心配な所見がある場合は経過を丁寧にみていく必要がありますが、逆に言えば、進み方は人それぞれで、できることもある、ということでもあります。

第三章:暮らしと運動でできること

では、日々の暮らしの中で何ができるのでしょうか。土台になるのは運動です。股関節OAに対する運動療法については、複数のランダム化比較試験をまとめたメタ解析で、痛みと機能の両方に有益な効果があると報告されています(Teirlinck et al., 2023)。効果の大きさは中等度以下とされていますが、薬に頼りきらずに自分で取り組める手段として意味があります。では、どんな運動が一番いいのか。多施設のランダム化比較試験では、漸増抵抗運動(筋力トレーニング)と神経筋運動(バランスや安定性を高める運動)を比べたところ、機能・痛み・生活の質のいずれでも差がなく、どちらも同じくらい役立つと示されました(Kjeldsen et al., 2024)。ここから言えるのは、種目選びにこだわりすぎるより、無理なく続けられる運動を選ぶことのほうが大切だということです。日常の工夫も効いてきます。まず、深く沈み込む椅子よりも少し高めの座面を選ぶこと。次に、立ち上がるときは手すりやテーブルに軽く手を添えること。そして、長時間同じ姿勢を続けず、こまめに体を動かすこと。こうした小さな積み重ねが、股関節への負担をやわらげてくれます。当院では、痛みでこわばった股関節まわりの動きを整えて「動ける身体」に近づけ、ご自宅で運動を続けやすくする下支えをしています。

おわりに

「進行と言われたから、もう仕方ない」とあきらめてしまうと、動かさないことでさらに固くなり、不安が大きくなる——という悪循環に入りやすくなります。進み方には個人差があり、暮らしと運動でできることは確かにあります。今の状態とこれからできることを、一度いっしょに整理してみませんか。なお、痛みが強い、急に悪化した、夜も眠れないといった場合は、自己判断せず整形外科などの医療機関にご相談ください。本記事は一般的な情報提供であり、診断や治療方針を示すものではありません。

参考文献

(Teirlinck et al., 2023) Effect of exercise therapy in patients with hip osteoarthritis: A systematic review and cumulative meta-analysis

(Teirlinck et al., 2019) Prognostic factors for progression of osteoarthritis of the hip: a systematic review

(Kjeldsen et al., 2024) Progressive Resistance Training or Neuromuscular Exercise for Hip Osteoarthritis: A Multicenter Cluster Randomized Controlled Trial

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※当店は医療機関ではございません。自費での施術になります。

※改善には期間や個人差がございます。

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よくあるご質問

Q. オステオパシーとはどのような治療法ですか?

A. オステオパシーは、身体全体のバランスを整える手技療法です。当院では筋膜や骨格の調整を通じて、痛みの根本原因にアプローチします。

Q. 京都・中京区の院へのアクセス方法を教えてください。

A. 京都オステオパシーセンター2Fは京都・中京区に位置し、地下鉄烏丸線「丸太町駅」から徒歩5分です。駐輪場もございますので、お気軽にご来院ください。

Q. 理学療法士歴10年の経験はどのように治療に活かされていますか?

A. 理学療法士としての豊富な知識と臨床経験をもとに、オステオパシーの技術を組み合わせています。これにより、より正確な評価と効果的な施術が可能です。

Q. 初めての受診で何を持っていけばよいですか?

A. 初診時は、お薬手帳やこれまでの検査結果があればご持参ください。当院では丁寧なカウンセリングと検査を行い、最適な治療計画をご提案します。

Q. どのような症状で来院されていますか?

A. 肩こりや腰痛、頭痛などの慢性的な不調でお越しになる方が多いです。当院はオステオパシーを専門とし、整体やカイロプラクティックと異なるアプローチで改善を目指します。

ブログを書いたスタッフ

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大村 颯太

〜薬に頼りすぎない人生を共に創る〜 理論に固執しすぎず、結果にこだわる柔軟な施術家を目指しています。 ・理学療法士 ・健康科学修士 ・発達ケア・アドバイザー ~Let's create a life together that doesn't rely too much on medication~ I aim to be a flexible therapist who focuses on results and doesn't get too hung up on theory. ・Physiotherapist ・Master of Health Science ・developmental care advisor

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