京都・中京区にある京都オステオパシーセンター2Fは、理学療法士歴10年のオステオパシー専門院です。
当院では、根本原因にアプローチするオステオパシー治療を提供し、慢性的な痛みや不調の改善を目指します。
患者様一人ひとりの状態を丁寧に評価し、最適な施術を行います。
はじめに
京都オステオパシーセンター2Fの大村です。当院では「何回くらい通えば良くなりますか?」というご質問を非常によくいただきます。お体の状態を立て直したい方にとって、回数・期間・費用の見通しは大切な判断材料です。しかし正直に申し上げると、断定的な回答はありません。なぜなら、改善までの回数は症状の種類、術者の技量、患者さんご自身のバックグラウンドなど、複数の要素が絡み合って決まるからです。本記事では、当院で目安としている考え方と、海外の研究で示されている回数の目安をあわせてご紹介します。
第一章:症状による回数の違い
まず大きいのは「症状の性質」による違いです。たとえば急性のぎっくり腰のような一時的な強い痛みであれば、3〜5回程度の集中的な施術で痛みを落ち着かせ、その後は頻度を減らしていく流れをとることが多いです。一方、慢性的な腰痛・肩こり・しびれなどに対しては、週1回ペースで8〜15回ほどの継続が目安となります。実際、慢性腰痛を対象としたランダム化比較試験では、12週間で12回の脊椎マニピュレーションを行った群が、6回や18回の群と比較してもっとも良好な結果を示したと報告されています(Haas, 2014)。またオステオパシー手技治療(OMT)のシステマティックレビューでも、非特異的腰痛・妊娠中および産後の腰痛に対して、3か月時点で臨床的に意味のある痛みと機能の改善が得られたと報告されています(Franke, 2014)。さらに重症度が高い場合、たとえば変形性股関節症のように関節が大きく変形しているケースでは、改善までにより時間がかかる傾向があります。股関節OAに対する徒手療法の用量を調べたシステマティックレビューでも、1回10〜30分・週2〜3回・2〜6週間という用量が多く用いられていた一方で、最適な用量を断定することは難しいと結論づけられています(Shepherd, 2022)。
第二章:術者の技量による違い
同じ症状でも、術者の技量によって必要な回数は変わり得ます。経験豊富で技術の高い術者であれば、より少ない回数で必要な変化を引き出せる可能性があります。逆に経験数が少なければ、同じ結果を得るのに時間がかかることも珍しくありません。これはオステオパシーに限らず、徒手療法全般に共通する事実です。Haasらの研究でも、12回前後の介入が短期的な痛みと機能の改善に有用と示されている一方で、すべての患者に一律の回数を当てはめることは推奨されていません(Haas, 2014)。徒手療法は手技と判断の積み重ねであり、術者ごとに評価・選択・修正のスピードが異なるため、回数の幅は個人差として現れ得ると考えられます。
第三章:患者さんのバックグラウンドによる違い
3つ目の要素は、患者さんご自身の回復力です。糖尿病や心疾患、甲状腺機能障害をお持ちの方、栄養状態が十分でない方などは、組織の修復やホメオスタシス(恒常性)の働きに影響が出やすく、改善までの回数や期間にも個人差が生じやすくなります。OMTのシステマティックレビューでも、同じ慢性腰痛に対する反応性は患者背景によって幅が出ることが指摘されています(Franke, 2014)。また関節そのものの変形が進んでいる場合は、組織の「戻る速さ」自体に上限があるため、改善曲線がゆるやかになる傾向があります(Shepherd, 2022)。だからこそ、回数を一律で決めるのではなく、施術ごとの変化を共有しながら、ご本人の状態と希望に合わせてプランを微調整していくことが大切だと考えています。
おわりに
「何回くらい通えば良くなりますか?」という問いに、断定的な答えはありません。症状の性質、術者の技量、患者さんのバックグラウンド、この3つを総合し、毎回の変化を共有していく過程の中で、おおよその見通しが見えてくる、というのが正直なところです。私自身、オステオパシー4年目で、経験数としてはまだまだ未熟だと自覚しております。だからこそ、できる限り少ない回数で必要な変化が出るよう最大限の努力をし、ご希望にも丁寧に照らし合わせながら進めてまいります。決して「とにかく通ってください」と強引にお勧めすることはありませんので、安心してご相談いただけたらと思います。
参考文献
(Haas et al., 2014) Dose-response and efficacy of spinal manipulation for care of chronic low back pain: a randomized controlled trial
(Franke et al., 2014) Osteopathic manipulative treatment for nonspecific low back pain: a systematic review and meta-analysis
(Shepherd et al., 2022) The influence of manual therapy dosing on outcomes in patients with hip osteoarthritis: a systematic review
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※当店は医療機関ではございません。自費での施術になります。
※改善には期間や個人差がございます。
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よくあるご質問
Q. 京都オステオパシーセンター2Fではどのような症状に対応していますか?
A. 当院は、肩こりや腰痛、頭痛、関節痛などの慢性的な痛みはもちろん、内臓の不調や自律神経の乱れなど、幅広い症状に対応しています。オステオパシーの手技を用いて、全身のバランスを整えます。
Q. 初回の施術ではどのようなことを行いますか?
A. 初回はカウンセリングと詳しい姿勢・動作分析から始めます。その後、お身体の状態に合わせてオステオパシー治療を実施し、自宅でできるケアについてもアドバイスいたします。
Q. 理学療法士歴10年の経験はどのように活かされていますか?
A. 理学療法士としての豊富な経験を活かし、筋肉や骨格だけでなく、神経や内臓のつながりも考慮した総合的な評価と施術を提供しています。これにより、症状の根本原因にアプローチします。
Q. 京都・中京区でのアクセスは便利ですか?
A. 当院は京都・中京区に位置し、地下鉄やバスでのアクセスが良好です。お仕事帰りやお買い物のついでにも立ち寄りやすい立地となっています。
Q. 健康保険は使えますか?
A. 当院のオステオパシー治療は自費診療となりますが、丁寧な施術と十分な時間をかけたケアを提供しております。料金や施術時間の詳細は、お気軽にお問い合わせください。
ブログを書いたスタッフ
大村 颯太
〜薬に頼りすぎない人生を共に創る〜 理論に固執しすぎず、結果にこだわる柔軟な施術家を目指しています。 ・理学療法士 ・健康科学修士 ・発達ケア・アドバイザー ~Let's create a life together that doesn't rely too much on medication~ I aim to be a flexible therapist who focuses on results and doesn't get too hung up on theory. ・Physiotherapist ・Master of Health Science ・JEFPA certified foot care advisor ・developmental care advisor
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