京都・中京区にある京都オステオパシーセンター2Fは、理学療法士歴10年の施術者がオステオパシーを提供する専門施設です。
当院では、体の不調の根本原因にアプローチするオステオパシー技術を用いて、痛みや症状の改善を目指します。
経験豊富な理学療法士が一人ひとりの状態に合わせた施術を行い、健康的な日常生活をサポートします。
はじめに
70代の女性で、変形性膝関節症と膝のむくみがあり、正座がほとんどできない…そんなお悩みは決して珍しくありません。「もう年だから」「変形しているから仕方ない」と諦めてしまう方もとても多くいらっしゃいます。けれども、変形性関節症に対する徒手的なアプローチについては、近年スコーピングレビューによって複数の臨床研究が整理され、痛み・関節のこわばり・可動域・機能スコアの改善に役立つ可能性が示唆されています(Stoll & Mehra, 2024)。今回は、横隔膜と下肢の静脈・リンパに着目したオステオパシー治療によって、正座がスムーズに取れるようになった70代女性のケースを通して、変形性膝関節症と正座の関係を考えていきます。
第一章:膝のむくみと正座が取りづらい背景にあるもの
変形性膝関節症では、軟骨の摩耗や骨棘形成といった構造的な変化に注目が集まりがちです。たしかにレントゲン上の変化は重要な情報ですが、実際の生活動作のしづらさは画像所見の重症度とは必ずしも一致しないと言われています。とくに70代女性では、膝周囲のむくみや皮膚・軟部組織の張り感、関節包内圧の上昇が、深屈曲(正座)の妨げになっていることがあります。今回のケースでも、膝関節の変形だけでは説明しきれない正座の取りづらさの背景に、循環の停滞という要素が見え隠れしていました。
第二章:横隔膜と下肢循環に着目したオステオパシー的アプローチ
今回の方は、もともと漏斗胸があり、横隔膜の動きが通常とは逸脱していました。横隔膜は呼吸を担うだけでなく、胸腔と腹腔の圧をコントロールしながら、下大静脈や胸管リンパの流れを助けるポンプとしての役割を持つことが、解剖学的・機能的にも報告されています(Bordoni & Zanier, 2013)。そのため、横隔膜の動きが偏ると下肢の静脈還流やリンパの流れが滞りやすく、結果として膝のむくみや張り感につながり得ると考えられます。当院ではまず横隔膜リリースで呼吸の動きを整え、続いて膝窩部の静脈リリース、リンパ・静脈ポンピングテクニックで下肢の循環を促しました。施術後にはむくみが軽減し、ご本人の感覚としても「膝の張りが取れた」と話され、正座もスムーズに取れるようになりました。
第三章:膝の痛み・動きづらさは「多因子性」であるという視点
誤解のないようにお伝えしたいのは、すべての変形性膝関節症の方が同じアプローチで正座が取れるようになるわけではない、ということです。膝の痛みや可動域制限の背景には、関節アライメントの崩れ、筋力低下、滑膜炎、神経系の感作、さらには心理社会的な要素まで、複数の因子が絡み合います。今回のケースでは「循環性の問題」が主役でしたが、別の方では関節包の硬さや、足部・骨盤・脊柱のアライメントが鍵になることもあります。だからこそ、お一人おひとりの体を丁寧に評価し、その方に合った優先順位で施術を組み立てる「個別アプローチ」が欠かせないと考えています。
おわりに
変形性膝関節症で正座が取りづらく、「もう諦めるしかない」と感じている方も、原因の一つに循環や呼吸の問題が隠れているかもしれません。床に座ってお孫さんと遊びたい、お仏壇の前で正座をしたい——そんな日常の動作を諦める前に、一度カラダ全体のつながりからチェックしてみる価値はあると思います。京都オステオパシーセンター2Fでは、膝だけでなく呼吸・循環・全身のバランスを丁寧に評価し、お一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
参考文献
(Altınbilek & İçağasıoğlu, 2019) Osteopathic manipulative treatment improves function and relieves pain in knee osteoarthritis: A single-blind, randomized-controlled trial
(Bordoni & Zanier, 2013) Anatomic connections of the diaphragm: influence of respiration on the body system
(Stoll & Mehra, 2024) The Role of Osteopathic Manipulative Treatment in Osteoarthritis: A Scoping Review
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
⭐️当院のHPはこちら
⭐️LINE(ご予約・ご相談は気軽にLINEからご連絡ください)
https://line.me/R/ti/p/@402rnrow
⭐️Youtubeのチャンネル登録よろしくお願いします!
https://www.youtube.com/channel/UCrEkbJXmaBilh2gXVAYbbCw
□お問合せ電話番号 (9-20時まで受付)
TEL:080-3850-1264
<アクセス>
〒604−8366 京都市中京区大宮七軒町466 2階
最寄駅 :阪急大宮駅 徒歩3分
●営業時間9:00ー20:00 (土曜休診 日祝も対応可能)
※当店は医療機関ではございません。自費での施術になります。
※改善には期間や個人差がございます。
#京都 #京都オステオパシーセンター2F #オステオパシー #整体 #痛み
#痺れ #麻痺 #姿勢 #歩き
よくあるご質問
Q. 京都オステオパシーセンター2Fではどのような症状に対応していますか?
A. 当院では、腰痛や肩こり、頭痛、スポーツ障害など、幅広い症状に対応しています。オステオパシーの技術を用いて、症状の根本原因にアプローチします。
Q. 施術はどのくらいの時間がかかりますか?
A. 初回はカウンセリングを含め約60分、2回目以降は約45分が目安です。お体の状態によって時間は前後することがあります。
Q. 理学療法士歴10年の施術者によるメリットは何ですか?
A. 理学療法士としての豊富な経験から、筋肉や骨格の状態を的確に評価し、オステオパシーと組み合わせた施術が可能です。安心してお任せください。
Q. 京都・中京区でのアクセスは便利ですか?
A. 当院は京都・中京区に位置し、公共交通機関でのアクセスが良好です。お気軽にお越しください。
ブログを書いたスタッフ
大村 颯太
〜薬に頼りすぎない人生を共に創る〜 理論に固執しすぎず、結果にこだわる柔軟な施術家を目指しています。 ・理学療法士 ・健康科学修士 ・発達ケア・アドバイザー ~Let's create a life together that doesn't rely too much on medication~ I aim to be a flexible therapist who focuses on results and doesn't get too hung up on theory. ・Physiotherapist ・Master of Health Science ・JEFPA certified foot care advisor ・developmental care advisor
大村 颯太のブログ一覧