京都・中京区にある京都オステオパシーセンター2Fは、理学療法士歴10年の経験を活かし、オステオパシー整體を提供しています。
当院では、痛みの原因を根本から改善するため、全身のバランスを整える施術を行います。
京都・中京区でオステオパシーをお探しなら、理学療法士歴10年の京都オステオパシーセンター2Fへお気軽にご相談ください。
はじめに
皆さんこんにちは、京都オステオパシーセンター2Fの大村です。本日は、変形性股関節症をお持ちの方から「痛みが強すぎる時は動かさない方が良いのでしょうか?」というご質問をいただきましたので、解説していきたいと思います。結論からお伝えすると、痛みが我慢できる範囲内であれば動かしていく方が望ましいとされており、複数のシステマティックレビューでも、運動療法は変形性股関節症の痛みと機能を中等度に改善することが示唆されています(Fransen et al., 2014; Teirlinck et al., 2023)。本記事では、その理由を三つの観点から整理していきます。
第一章:変形性股関節症の痛みは関節内・骨髄内の炎症から生じている
変形性股関節症の痛みは、関節包内に生じる滑膜炎や、関節軟骨下骨(骨髄内)の浮腫・炎症が関与していると考えられています。したがって炎症が強い時期には、痛みを増大させるような過度なストレッチや、重い負荷をかけた筋力トレーニング、長時間の高負荷運動は控えていただくのが無難です。一方で、股関節を全く動かさない、立ったり歩いたりする機会を減らす、という選択は、長期的にはむしろ大きなデメリットにつながりやすいと当院では考えています。実際に、Fransenらの系統的レビュー(10RCT、549名)では、内容や強度を問わず陸上の運動療法が変形性股関節症の痛みと身体機能を一貫して改善することが報告されており(Fransen et al., 2014)、「とにかく安静」ではなく「無理のない範囲で動かす」方針が国際的にも支持されてきています。
第二章:動かさないことによるデメリット
動かさない時間が長くなると、まず筋力の低下と関節周囲の拘縮が進みやすくなります。可動域が狭くなることで、立ち上がりや歩行、階段昇降といった日常動作の効率が落ち、同じ動作でも股関節にかかる負担がかえって増えてしまうこともあります。さらに、関節周囲の循環が滞ると、関節内で生じた炎症性物質や老廃物の排泄が遅れ、炎症が鎮静化しにくくなる可能性も指摘されています。加えて、活動量の低下は心肺機能や全身の体力も低下させ、結果として「痛い→動かない→もっと動けない」という悪循環に入りやすくなります。Goh et al.(2019)のメタ解析でも、運動療法には明確な疼痛・機能改善効果が示されている一方、その効果を維持するためには継続的な活動量の確保が重要であることが示唆されており、「動かさないこと」自体が機能低下を進めるリスク要因になり得ると考えられます。
第三章:痛みのない範囲でどう動かすか(低負荷・高頻度)
具体的には、まず仰向けで股関節をゆっくり外側に開いていき(外転運動)、「ここまでなら痛みが出ない」という範囲をご自身でしっかり確認することが重要です。その範囲内で、外転運動をまずは30回程度から始めていただき、痛みが出なければ100回、300回と回数を増やしていって構いません。これは「低負荷・高頻度」の有酸素的な動きを増やすイメージで、筋力トレーニングと違って関節へのストレスは非常に小さく抑えられます。外転以外にも、股関節の屈伸・回旋運動、椅子に座っての足踏み運動など、痛みの出ない方向に何度も動かすことが循環の促進と可動域・筋力の維持につながります。Teirlinckらの系統的レビューおよび累積メタ解析でも、変形性股関節症に対する運動療法の有益性は十分に蓄積されており、新たな試験を追加しても結論は変わりにくいと結論づけられています(Teirlinck et al., 2023)。まずは「動かす回数を増やす」ところから始めていただくのが現実的だと考えています。
おわりに
痛みが強いから動かさない、というアプローチは、結果としてかえって痛みを助長し、身体機能を妨げ、ご自身の健康そのものを損なってしまう可能性があります。低負荷・高頻度の運動を、「痛みが増えない範囲」で行うことを基本にしていただければ、軽い筋肉痛が出る程度であれば問題ありません。今回ご紹介した程度の運動であれば、股関節にかかる負担はごくわずかですのでご安心ください。痛みが強すぎてどう動かしてよいか分からないという変形性股関節症の方は、京都オステオパシーセンター2Fまでお気軽にご相談ください。一緒に「動かしていい範囲」を見つけていきましょう。
参考文献
(Fransen et al., 2014) Exercise for osteoarthritis of the hip
(Teirlinck et al., 2023) Effect of exercise therapy in patients with hip osteoarthritis: A systematic review and cumulative meta-analysis
(Goh et al., 2019) Efficacy and potential determinants of exercise therapy in knee and hip osteoarthritis: A systematic review and meta-analysis
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よくあるご質問
Q. オステオパシーとはどのような施術ですか?
A. オステオパシーは、手技で身体のバランスを整える整体療法です。当院では理学療法士歴10年の経験を活かし、症状の根本原因にアプローチします。
Q. 京都・中京区での施術はどこで受けられますか?
A. 京都オステオパシーセンター2Fが京都・中京区にあります。お気軽にご来院ください。
Q. 施術は痛みがありますか?
A. 当院の施術は優しい手技が中心で、痛みはほとんどありません。初めての方でも安心して受けていただけます。
Q. どのような症状に効果がありますか?
A. 肩こりや腰痛、頭痛などの慢性的な痛みに効果的です。理学療法士歴10年の知見をもとに、一人ひとりに合わせた施術を提供します。
ブログを書いたスタッフ
大村 颯太
〜薬に頼りすぎない人生を共に創る〜 理論に固執しすぎず、結果にこだわる柔軟な施術家を目指しています。 ・理学療法士 ・健康科学修士 ・発達ケア・アドバイザー ~Let's create a life together that doesn't rely too much on medication~ I aim to be a flexible therapist who focuses on results and doesn't get too hung up on theory. ・Physiotherapist ・Master of Health Science ・JEFPA certified foot care advisor ・developmental care advisor
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