外反母趾でも、歩き方は変わる
外反母趾があると、足の形だけでなく、歩き方や膝の向き、体重の乗り方にも影響が出ることがあります。
たとえば、
- 膝が内側に入りやすい
- 足の内側に体重が乗りやすい
- 歩くと足がバタつく
- ふらつきやすい
- 外反母趾が気になって、歩き方に不安がある
このようなお悩みがある場合でも、足だけを見るのではなく、膝・股関節・骨盤・体幹を含めた全体の動きを整えていくことで、歩き方が変化していくことがあります。
今回は、外反母趾のある方に対して、歩行指導とオステオパシー施術を行い、足踏みや歩行の動きがどのように変化したかを比較しました。
症例概要
- 40代女性
- 外反母趾のお悩み
- 初回時点と4回目時点の動きを比較
- 歩行指導を3回、オステオパシー施術を1回実施
- 目的:足だけでなく、膝・股関節・体幹を含めた全体の動きの改善
初回時点で見られた特徴
初回時点では、歩行や足踏みの中で、次のような特徴が見られました。
- 歩行時に両膝が内側を向きやすい
- 体重が足の内側にかかりやすい
- ズボンの内側が膝で擦れやすい歩き方
- 足踏みで膝が内側に入りやすい
- 動きがぎこちなく、足踏みがバタつきやすい
外反母趾というと、足指や足の形だけに注目されやすいですが、実際には膝の向きや股関節、骨盤、体幹の使い方も関係していることがあります。
足踏みで見られた変化
足踏みの比較では、初回は膝が内側に入りやすく、足の動きにもバタつきが見られました。
歩行指導を行った後は、動きの意識づけが入り、膝の向きに変化が見られました。
さらに、歩行指導に加えてオステオパシー施術を行った後は、ふらつき感が減り、足だけでなく体全体の動きがまとまりやすくなっていました。
歩行で見られた変化
歩行の比較では、初回は膝が内側を向きやすく、足の内側に体重が乗りやすい状態が見られました。
歩行指導後は、歩く方向性が整理され、内股傾向が目立ちにくくなっていました。
歩行指導とオステオパシー施術を行った後は、足だけでなく、体全体の連動が出やすくなり、歩き方全体に変化が見られました。
ここまでの介入内容
- 歩き方の指導:3回
- オステオパシー施術:1回
見ているポイント
- 足指だけでなく、膝・股関節・骨盤・体幹のつながり
- 「正しい形に固める」のではなく、体が自然に使いやすい方向へ導くこと
- 本人が日常生活の中で再現できる歩き方として定着させること
歩き方の改善では、その場だけきれいに動けることよりも、日常生活の中で無理なく再現できることが大切です。
そのため、足だけを無理に修正するのではなく、体全体のバランスや動きのつながりを見ながら進めています。
4回目時点での変化
4回目時点では、次のような変化が見られました。
- 意識して練習できており、取り組みがとても良い
- まだ少し外側に開く動きはあるが、歩き方の学習が進んでいる
- 膝が内側に擦れる動きがだいぶ減少
- 歩行時の内股傾向が目立ちにくい
- ふらつき感やバタつき感がかなり軽減
現在は、歩き方の「学習」が順調に進んできている段階です。
ここからは、足だけでなく、体全体の構造と動きのバランスを整えながら、より自然に歩ける状態を目指していきます。
今後の方針
- 歩き方の指導を継続する
- 体全体のバランス調整を中心に進める
- バランスが取れてきた段階で、硬くなっている足指を調整する
- 協調性の課題に対して、原始反射の統合エクササイズなども併用する
外反母趾の改善を考えるとき、足指だけを動かす、足だけを整えるという視点では不十分なことがあります。
膝、股関節、骨盤、体幹の動きがつながることで、足への負担が変わり、歩き方にも変化が出やすくなります。
外反母趾・歩き方でお悩みの方へ
「足だけの問題」と決めつけなくても大丈夫です
外反母趾の背景には、足指だけでなく、膝・股関節・骨盤・体幹の使い方が関係していることがあります。
痛みや変形だけでなく、
- 歩きにくい
- 膝が内側に入る
- 足が疲れやすい
- 歩くとふらつく
- 足の内側に体重が乗りやすい
このようなお悩みも、体全体の動きから見ていくことで改善のヒントが見つかることがあります。
京都オステオパシーセンター2Fでは、動画で動きを確認しながら、今の状態に合わせて無理のない改善方法を一緒に考えていきます。
外反母趾や歩き方で悩んでいる方は、いつでもお気軽にご相談ください。
ブログを書いたスタッフ
大村 颯太
〜薬に頼りすぎない人生を共に創る〜 理論に固執しすぎず、結果にこだわる柔軟な施術家を目指しています。 ・理学療法士 ・健康科学修士 ・発達ケア・アドバイザー ~Let's create a life together that doesn't rely too much on medication~ I aim to be a flexible therapist who focuses on results and doesn't get too hung up on theory. ・Physiotherapist ・Master of Health Science ・JEFPA certified foot care advisor ・developmental care advisor
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