【膝痛でお悩みの方へ】オステオパシーで“膝だけを見ない”痛みの根本改善とは
大村 颯太

【膝痛でお悩みの方へ】オステオパシーで“膝だけを見ない”痛みの根本改善とは

はじめに

「膝が痛くて階段の上り下りがつらい」「正座ができなくなった」「病院では“加齢のせい”と言われた」。
そんな膝の痛みを抱えていませんか?

京都オステオパシーセンター2Fでは、膝痛を“膝だけの問題”としては見ません。
オステオパシーでは、身体全体の構造と機能のつながりを重視し、膝にかかる負担の「原因」を丁寧に探ります。


一般的な膝痛の原因

膝痛の多くは「変形性膝関節症」や「半月板のすり減り」「関節の炎症」と説明されることが多いですが、
実際にはそれだけではありません。

たとえば、

  • 骨盤のゆがみや回旋による膝へのねじれ
  • 股関節や足首の可動性低下
  • 大腿四頭筋・ハムストリングのアンバランス
  • 腸や肝臓など内臓の緊張による膜性牽引
    など、身体全体の構造的・機能的な問題が膝にストレスを集中させていることがあります。

オステオパシー的な考え方

オステオパシーでは、膝痛を単なる“関節のトラブル”としてではなく、
**「どこが膝に負担をかけているのか」**という全体のバランスから捉えます。

施術では以下のような視点を重視します:

  • 骨盤・仙骨の動きと膝の連動性
  • 腰椎・股関節からの力の伝達ライン
  • 足部(距骨・舟状骨・踵骨など)の可動性
  • 大腿筋膜・腸脛靭帯・膝蓋骨周囲の滑走性
  • 内臓(特に小腸・肝臓・腎臓)による膜の張力バランス

これらを総合的に整えることで、膝関節の動きがスムーズになり、炎症や痛みの再発を防ぎます。


施術の流れ

  1. 全身評価
     骨盤・脊柱・下肢・内臓・頭蓋の動きをチェックし、膝に負担を与える要因を特定します。
  2. 構造・膜リリース
     膝関節周囲だけでなく、関連する筋膜・靭帯・内臓の緊張を解放します。
  3. 関節モビライゼーション
     膝・股関節・距骨などの微細な可動性を回復し、動作のスムーズさを取り戻します。
  4. 再評価とアドバイス
     動きの変化を確認し、セルフケアや姿勢の工夫をお伝えします。

セルフケアのヒント

  • 膝だけでなく「股関節と足首」をよく動かす
  • 床に座るときはあぐらよりも正座・長座を交互に
  • お風呂で温め、冷えを防ぐ
  • 歩数の徹底管理、過不足ない個人に適した歩行量を

日常の小さな習慣が、膝の健康を大きく左右します。


まとめ

膝痛は“結果”であり、“原因”は別の場所にあることが多いです。
オステオパシーでは全身のつながりを整えることで、膝への負担を減らし、自然な動きを取り戻します。

もし整形外科やマッサージで改善しなかった膝の痛みがある方は、
一度、京都オステオパシーセンター2Fの全身的なアプローチを体験してみてください。

ブログを書いたスタッフ

大村 颯太

大村 颯太

〜薬に頼りすぎない人生を共に創る〜 理論に固執しすぎず、結果にこだわる柔軟な施術家を目指しています。 ・理学療法士 ・健康科学修士 ・JEFPA認定足育アドバイザー ・発達ケア・アドバイザー初級 ~Let's create a life together that doesn't rely too much on medication~ I aim to be a flexible therapist who focuses on results and doesn't get too hung up on theory. ・Physiotherapist ・Master of Health Science ・JEFPA certified foot care advisor ・Beginner developmental care advisor

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