みなさん、こんにちは。京都オステオパシーセンター2Fの大村颯太です。
Note記事では、オステオパシーや健康に関する情報を定期的に配信しています。
本日のテーマは「パオロ・トッティーD.O GOTセミナー参加レポート」で、大村が投稿した内容を掲載しています。
先日、世界的オステオパスであるパオロ・トッティーD.Oによる「GOT(General Osteopathic Treatment)」セミナーに参加しました。
今回は、その内容を少しだけご紹介します。

パオロ先生は、理学療法・オステオパシー・姿勢学・獣医オステオパシーなど、多岐にわたる分野で博士号や学術職を持ち、イタリア・イギリス・ドイツなど欧州各国で教育・研究を行っている、まさに世界トップクラスのオステオパスです。
また、最新の科学的知見を常に取り入れながら、動物オステオパシーの発展にも尽力されています。
彼のセミナーの特徴は、非常にシステマティックで理解しやすい構成にあります。
理論と実技の両面で参加者が確実にステップアップできるよう、緻密にデザインされています。
一方で、その圧倒的な知識と技術の裏には謙虚さと誠実さが感じられ、人間的にも深い尊敬を集める人物です。
GOTとは何か?
GOT(General Osteopathic Treatment)は、身体全体をリズミカルかつ連続的に操作することで、循環・神経・リンパ・膜システムの調和を取り戻すアプローチです。
この手技は、オステオパシー創始者A.T.スティルの哲学を体系化したJ. Martin Littlejohnによって構築され、さらにJohn Wernhamによって臨床化されました。
GOTは「Maximalist(最大主義)」的アプローチとして分類され、全身を包括的に扱うことを目的としています。
一方で、S.A.T.やメカニカルリンクなどは「Minimalist(最小主義)」的アプローチに位置付けられます。
この比較を学ぶことで、自身の技術体系をより明確に理解することができました。
GOTの臨床的意義
セミナーでは、GOTがもたらす生理学的効果についても詳しく説明がありました。
血液循環の促進、膜組織の圧電的変化、神経調整、免疫システムの活性化など、
多層的な生体反応を通じて身体全体の恒常性(ホメオスタシス)を回復させる可能性があるとされています。
臨床的には、鬱滞や慢性緊張、姿勢変化に伴う二次的問題に対して、特に有効性を発揮します。
オステオパシーの根幹である「全体性」を体現するテクニックといえるでしょう。
詳しくは、以下のNote記事で全文をご覧ください。
👉 パオロ・トッティーD.O GOTセミナー参加レポート(Note記事はこちら)
ブログを書いたスタッフ
大村 颯太
〜薬に頼りすぎない人生を共に創る〜 理論に固執しすぎず、結果にこだわる柔軟な施術家を目指しています。 ・理学療法士 ・健康科学修士 ・JEFPA認定足育アドバイザー ・発達ケア・アドバイザー初級 ~Let's create a life together that doesn't rely too much on medication~ I aim to be a flexible therapist who focuses on results and doesn't get too hung up on theory. ・Physiotherapist ・Master of Health Science ・JEFPA certified foot care advisor ・Beginner developmental care advisor
大村 颯太のブログ一覧